市民県民レース
1日目
1レース目
風はアベレージで10ノット。中風域のレースはシーガルカップに続いてで、うまく走れないイメージがこびりついていた。特に少し波、うねりが強くなってきた時の下りでバランスを崩してしまうことが多かった。今回はクウォーターで下るかランニングで下るか、選択をしなければならなかったがスタート、上りでついてしまった差を埋めようとクウォーターで下ろうとしたのが間違いだった。まず下りの角度が甘く、パンピングでプレーニングし続ける技術もなかった。何度も沈を繰り返し、差は広がり、焦り、なに一ついい方向に繋がらなかった。冷静な判断を欠くとろくなことにならない、の典型だった。中風域でもランニングで漕げるように練習していく必要があると感じた。
2レース目
1レース目から風は落ち、アベレージ1ノット。こんな風の中でもレースがあるのかと思わされるレースだった。パンピングをやめれば止まってしまうほどの風の中、1レース目で順位をつけられなかった悔しさから、なんとか漕ぎ続けることができ順位をつけることができた。この風域ならばまだ戦えそうな手応えを感じた。

2日目
30ノットの風が吹いていると本部艇から連絡がある中、セールをペラペラにセッティングし命懸けで海へ出て行くこととなった。実際のレースは風が落ち、ブローで24ノットくらいと言われていたが、それでもそんな風で生きて帰ってこれて良かったと思っている。レスキューやらの関係で、強風で海へ出る機会がなかったが、少し乗れる風域が広がったと自信がついた。下りはスピードに慣れずレースを完遂することはできなかったが、スタートを切り、少しでも強風のレースを味わうことが出来て良かった。強風域でレースできるようになりたいと強く思わされるレースになった。