九山2015

長崎大学医学部ウインドサーフィン部
中尾海
初めての九山が終わった。三月の合宿で行われたプレ九山、村田さんとの練習、勧誘イベントの合間を縫っての正規練、個人練とこの九山に向けて頑張って練習をしてきた。結果としては、とても悔しい思いをした。自分が苦手だと自覚している微風域で、練習不足が露呈してしまった。セッティングはエンドは5見せの完びき、ダウンは26の指2本半、普段よりドラフトを多めに作った。反省点は山ほどあるが、今回一番痛感したのはレース海面の選択の重要性である。ただでさえ風が弱いのに、角度ばかり気にして突き進んで完全に無風域に入ってしまうことがあった。目先の事だけではなく、一歩先の状況まで先読みできるようにならなければならない。普段の練習から、よく海面の様子を見るように心がけようと思った。そして、やはりパンピング。ド微でのパンピングは他大との差を痛感した。角度も低速も負けていた。パンピングや漕ぎは、練習あるのみだと思っているので、他のプレイヤーの漕ぎを見て学んで、しっかり自分の体に覚え込ませようと思う。一方で、自分の成長を感じる点もいくつかあった。下回航では、村田さんとの練習と、直前の長与港での回航練の功が奏したのか、周りのプレイヤーよりも上につくことができた。練習の成果がはっきりと目に見えたので、とても嬉しかった。普段の練習環境は決して恵まれてるとは言えないが、それでもやれることはたくさんあると思う。九山が終わって少し余裕を持って練習できると思うので、どんなに微風でも必ず海に出て、みんなで艇速練、回航練、タック、ジャイブ練をしていきたい。そして、中風でも同様の練習がみんなでできるように、部全体としてのレベルアップをはかりたい。とても悔しい思いをしたけれど、他大のプレイヤーの姿や、レースに出てくれた先輩方の姿を見て、ウインドに対する熱はかなり上がった。一年生も入部したことだし、楽しく、しっかりと練習をしていこうと強く決意した。