今回の大会は安定して風が吹いており、風向もあまり振れませんでした。非常に乗りやすい大会でした。午後からは吹き上がって平均風速が10m/sを超えたので、出艇を試みたものの、結局レースに出ることは叶いませんでした。1,2レースを中心に書かせていただきます。


・1レース目

風速:約6m/s 風向:クロスオフ

風速・風向ともに安定しており、非常に良いコンディションでした。レース前本部艇の風上で待っていましたが、5分前のホーンが聞こえず、スタートで少し出遅れてしまいました。気を取り直してスタート直後にタックを切り、ポートで伸ばしました。レース前に陸上で国体選手の長兵さんから教えていただいたのですが、風向がオフの場合にはポートで思い切り伸ばして、一発で回航を決めると、航行距離が結果的に短くなり有利にレースを進めることができるそうです。今回はその作戦に従ってレースをしましたが、上りはほとんど完璧なレース運びをできました。ポートで伸ばすときに少し下ってしまいましたが、上ブイのアプローチは一発で決めることができました。今回は、上りに関しては1,2レースともに良かったと思います。

下りに関してですが、吹いているときの下りの練習が不足していることを痛感しました。漕ぐときに欲をかいてしまい、セールを落としてしまうことが数回あり、また、クオーターで下るときにセールが開いてしまって角度が浅くなってしまいました。下りで差を付けられてしまう形になりました。


・2レース目

風速:6~8m/s 風向:クロスオフ

少し風向が振れましたが、気にならない程度でした。風速は1上を回航後から上がり、1下回航後の上りで8m/sぐらいになったように感じました。上りは1レース目とはあまり変わらずでしたが、下りは風速が上がったことでさらにセールを落とす回数が増え、艇速をつけることが出来ませんでした。また、スタートで第一線に並べたのにも関わらず、スタート直後のタックのミスから上位陣に置いていかれたことが、今回のレースで一番悔いの残る点でした。



今回のレースは非常に良いコンディションで行うことが出来たと思います。個人的には、ずっと勝てなかった部員に、今回のレースで初めて勝つことができたことが一番の収穫でした。重点的に練習していた上りはともかくとして、強風時の下りがまだまだであることが分かったので、そこを修正できればと思います。