九山2015

レースレポート
   今回の九山は、全体を通して納得のいくレースが出来ず、悔しい思いの残る大会であった。 やはり他の大学の選手と自分との間にはいろんな面で技術の差があると感じた。

   まず、感じたことはスタート技術である。
   九山ほどの大きなレースになるとスタートライン付近の艇の密集具合が凄く、今の自分の技術では中々割って入ることが出来ず、2列目以降のスタートを強いられてしまった。
   スタートで開いた差は中々取り戻すことが出来ないので、スタート技術をもっと向上させないと順位は上がらないのかなと感じた。

   次に感じたのは、レース中の海面の選択である。
   やはり、タックを切るタイミング一つでレース中大きな差が開くというのを今回痛感した。
  下マーク回航では並んでいた相手と2上では大きな差が開くというようなことが度々あった。

  また、上マークアプローチも自分の課題だと感じた。
   今回は大会を通して、アプローチが短すぎたり、長すぎたりでギリギリを攻めたアプローチが出来ず、そこで何人かに抜かれたりということがあった。
  アプローチのタイミングについては経験を積んで、自分なりの角度を掴むことでしか成長しないと思うので、もう少し普段からアプローチを意識した練習の必要があると感じた。
   
   課題もこのようにたくさん見つかったのだが、一方で自分でも通用する部分もあった。
   2日目のような微風での上りの角度、艇速は上位には及ばないが、全く通用しないわけではないと感じた。
  また、上マーク回航も以前より上達し、膨らみすぎて脇を抜かれたりというようなことは無くなった。

  まあしかし、通用する部分も見つかったものの、全体的にまだまだ差は大きいと感じたので、少しずつ上達し、ちょっとでも前を走れるようになりたい。