1レース目

出艇申告をしてから5分前の合図まで他の人たちが何をしているのかわからず、前の人について行った。しばらくして本部艇を見つけると本部艇から随分遠くにいることに気づいた。出艇からの時間はみんながどこを目指して進んでいるのか、いまだにわからない。

なんとか間に合い運良く本部艇ギリギリをまわって自分の中では一番スマートな形でスタートラインを越えることができた。しかし越えてからはいつも通りだった。上りも角度が浅く、それでいて艇速もないため、気づいたら周りに人がいない状態だった。いつもそうだ。しかしなんとか進み、回航もいつもほどは大回りせずにこなした。1上でにょんさんを抜き、1下でかりんさんを抜いて調子に乗ったら2上に向かう道でセイルを立て続けに落とし追い越されてしまった。ハーネスをうまく使えず慌てて結局2上でタイムアウト。


2レース目

風が上がってきて不安もあり、ハーバーバックしたかったが、それではいつもと同じだと思いなんとか堪えた。スタート時は、うまく止まる姿勢に入れないことからヒヨって、みんなが待機している本部艇の上に近寄ることができなかった。そのためかなり遅れてのスタート。進んでいる間にしょっちゅう七海と遭遇したがそのたび七海の邪魔をしてしまったように思う。ルールの勉強をしなければいけない。ビギナーにも次々と抜かれレースに関しては諦めの気持ちに入っていたため、どうして前の人たちから突き放されてしまうのか観察してみることにした。ひとつわかった。セイルが開きすぎている。ハーネスも使ってなんとか引き込んでみたら速くなった。おお~。ハーネス使いがヘタクソでその姿勢を続けることができなかったが、結構嬉しかった。試行錯誤して頑張ってみたが結局2上でタイムアウト。


3レース目

2レース目とほぼ同様。2上でタイムアウト。


4レース目

3レース目まではスタートを切ってスタボで伸ばし続けたが、4レース目はみんな直後にポートに切り替えたので自分も切り替えることにした。ポートでも上りきれずに置いていかれる。前の人より上ろうと努力したがダメだった。上りと下りの優劣がわからず1上を回った人たちの大群の中でうまく進めず時間をかけた。1上だったか2上だったか忘れたが、タンカーが横切ったのでレース中断。ハーバーバックした。



一年ほど前からレースの目標を、1レースでもゴールする、としていたがいまだに達成できず順位がつかない。ただ今回はレースから逃げることなく毎回スタートすることができたのでよかった。必死すぎて誰とすれ違ったかなど全然気づかなかったが、先輩や同期から見てもらえてたみたいでレース終わりにうまくなったねと言ってもらえた。この春からはそろそろフェードアウトしようかと思いながら挑んだ大分九山だったが、褒められて嬉しかったのでもう少し頑張ってみることに決めた。

毎大会そうだが、1日目の筋肉痛で2日目がキツすぎるので、どうにかしなければいけない。次回までにハーネスをうまく使えるようになりたい。大会の次の週の練習で、パンピングは技術だと教わったのでそれも頑張りたい。