9/14~16 甑海峡横断レース 2019

1日目


看護四年の國武です。



甑海峡横断レース、この大会は名前を聞いただけではあまり魅力が伝わらないものです。台風の影響でなくなってしまう年もありましたが去年に引き続き今年も参加させていただくことができました。



この日は大会前日、長崎から鹿児島まで移動をする日です。

大会前はいつもみんながピリピリしてて気を使います(こう見えても使ってるつもりです)。しかし、このレースは違います。みんなが楽しい雰囲気のまんま望めて、改めていいレースだと感じました。



長崎から鹿児島だと、移動に5時間から6時間程かかります。車の中の話は意外と大切です。私は見た景色を全て口に出して車内の話題にする、頭を使わない「横暴トーク」というのを得意にしているのですが、今回の大会でこのトーク技術は先輩では通用しないとわかりました。なぜなら、先輩にはきちんとした話題を提供し、頭をつかった「会話」をしなければならないからです。



4年生になると上級生となり先輩と一緒になる機会が減ります。ウインドでも同じですが上級生になればなるほど、指導や指摘をしてくれる人は少なくなります。急に上りの角度がつかなくなった、足が8の字に入りにくくなったなど思うことがあっても教えてもらう機会がありません、しかし、ふらっといらっしゃった先輩と一緒に乗るとできるようになる。それはいつのまにか先輩が、私達後輩に何かを諭してくれているのだと今回の車でのトークで学びました。今度からはもっと中身のある話をしたいと思う、そんな移動でした。



鹿児島に着き海鮮丼を夕飯に食べに行きました。500円で漬け丼が食べれるお店です。本当にオススメでした。



毎年、甑海峡横断レースの前日は日高さんのご両親が管理しているお家にご厚意で泊めていただきます。本当にありがとうございます。



この日は各々で少しお酒を飲み、お話を楽しみ早めに就寝しました。

以上で1日目のブログを、一度もウインドサーフィンに乗ったことがないマネージャーの國武が担当させていただきました。



2日目


さて、2日目は甑海峡横断レース当日。長大からは25人が参加したため、3チームに分かれて出場しました!ここからは、各チームの様子を4年生女子の御三方に綴っていただきました。それではどうぞ!



ー賢い猿軍団編ー

チームメンバー

金子(6年)、馬場(6年)、緒方(4年)、滝澤(4年)、栗原(3年)、若松(3年)、川崎(2年)、馬場(2年)

(なかなかチーム名通り賑やかそうなメンバーですね)



2日目を担当します4年の緒方です。

いつもみんなのブログを読み、文章力の高さに感心しております。実は4年生にして、初めてブログ書かせていただきます。きっとこれが最初で最後のブログになることでしょう。少し不安ではありますが、あたたかく読んでいただけるとうれしいです。



9/1416に「甑島横断レース」に参加してきました!私自身、今年卒業ということもあり、6年生の先輩方や同級生から、卒業旅行と思って行こう!とお誘いいただき、初めて参加してきました。大好きな先輩方の卒業をさみしく思う反面、自分も卒業なのかと時の流れの早さを身にしみて感じています。



このレースはチームごとに漁船が並走し、チームメイトに声援を送ることができるため、普段陸で遠くから見守っているマネージャーの私にとっては、「こんなに近くで見れるの?!」とテンションが上がっていました。

今年は25人(引率の海先生1人含)で3チーム編成し、4年生以下が集まった「コンゴNT」、卒業生の集まった「No more パンピング」、各学年2人ずつ集まった「賢い猿軍団」に分かれました!(あみだで決めました)



ここからは、私のチームである賢い猿軍団のお話になります。スタートはギリギリまで僕が行くと言っていた3年生のちゃんくり(栗原)ではなく、2年生副キャプテンの馬場でした。押しつけられたのかなと思いながら見ていたのですが、いつの間にこんなに乗れるようになったの?というくらい上手に乗りこなしていて驚きしかありませんでした。



当日は微風から始まり、途中で風がやんだりし、プレイヤーはなかなか思うように進めていないようでした。吹かないときは、もちろんパンピング。変態パンピングと言われているお2人がチームにいたので、しっかりとカメラに収めときました(笑)手の肉刺から血が出たり、腕パンになったりしながらもみんな頑張っていました!



途中まで、結構いい位置にいたはずなのですが、気づいたら周りには5艇ほどしかおらず、、このレースのトリを務める争いをしていました。残り約1時間半というところで少しずつ風が吹き始め、みんな乗りたくてうずうずしていました。そんな中セールアップで苦戦して、悔し泣きしちゃう後輩もいました。こうやって上手くなっていくんだろうなと思いながら、4年生の子たちも2年生の頃みんな泣いていたな~と懐かしく感じていました。午前中は2人ほど船酔いしていましたが、午後には復活し、涙あり笑いありの終始楽しいレースでした!



結果としては、3チームともゴールできなかったですが、「No more パンピング」が一番ゴールに近かったようです。さすが上級生チーム。。。



今回のレースでは、なかなか見られないプレイヤーさんのウインドに乗っている姿を間近でみれて、とても嬉しかったです!!なにより、かっこよかったです!!参加してよかったです!!思い出に残る卒業旅行(?)でした!!来年こそはゴールできるチームが出てほしいですね!



甑島まで船を貸していただいた船長さん、大会の度に車出ししてくださるドライバーさんに感謝です。最後まで読んでいただきありがとうございました!



ーコンゴNT編ー

チームメンバー

其田(4年)、高田(4年)、田川(4年)、名取(4年)、野崎(4年)、渡邊(4年)、吉原(3年)、山林(2年)

(ラインのあみだくじで決めたのにこの四年生の集合率!さすが仲良しですね!)



2日目のコンゴNTのことを書かせていただいます。4年マネージャーの其田です。



コンゴNTは、田川、名取、新太、野崎、高田、吉原、山林の8人で4年生多めのチームでした!  第一走者は、開始ギリギリまで悩み、じゃんけんの結果七海ちゃんでした。スタートは手間どって??全体の最後の方でした。4年生の多いチームでプレッシャーや緊張があったと思いますが、めげずに?進んでくれました。ありがとう。



その後は、二番手の新太が腰を痛めたり、名取くんがドローンをぶつけたり、田川さんがデッドゾーンに入ったり、4年男子のテンパる姿が見られました。軽いさんにょんがうまく波に乗ってぐんぐん進んだり、タイミングよく風が吹き、葵ちゃんが華麗に乗っていたり、4年女子のいいところも見れました!



残念ながらゴールはできませんでしたが、素敵な思い出になったと思います。コンゴNTはチーム内の身長差があり、道具のセッティングが難しかったようです。事前にブームの高さやハーネスの紐の長さなど道具のことをしっかり決めておけばよかった思います。



こんな間近でウインドサーフィンをしているところを見る機会はないので、今回部員・同期のかっこいい姿を見ることができて良かったです。特に2年女子のみくちゃんが7.8のセイルをギャッチアップしている姿にうるっときました。ありがとう。



ドローンを使って撮影したり、歌を歌ったり、流したり、自由に船で過ごさせていただきました。漁船の海聖丸 日笠山了盛さんありがとうございました。次回甑島に行った時は美味しいお魚を食べたいと思います。



No more パンピング編ー

チームメンバー

中尾(7年?)、池田(6年)、日高(6年)、森(6年)、守屋(6年)、國武(4年)、武富(4年)、川邊(3年)、西川(3年)

(レセプションのチーム紹介でずっと「ノーモレ パンピング」と呼ばれ別の言葉にも聞こえ笑いましたね)



こんにちは。看護4年の武富です。

チームno more pumping 

このチームは、6年生4名看護42名、海さん、なべちゃん、ゆうしくんという甑レースに関してベテランと言えるチーム構成でした。



チーム名とは反してゴールへの意気込みも十分、綿密なコース採りなされました!

前半のど微風では海さんとゆうしくんが大活躍でした。手の皮剥けながらもパンピングを続けるゆうしくんの姿に少し感動してしまいました。私も学生で最後のウィンドと思って力を振り絞りました!



午後からは風もシフトし、風速は上がるもタックの回数が増える風向となり、よりコース採りが重要となる状況になりました。



個人的に、終盤の海さんのえぐるような上り角度がとても印象的でした(^・ ω ・^)

結果、時間内にはたどり着けず、ゴールが目前に見えていたのがなおさら悔しかったです。



私は今回含めて計2回レースに参加しましたが、どちらもゴールすることはできず、現役を引退することになりました。しかし、最後の締めとして参加したこのレースで、4年間を振り返りウィンドサーファーとして、人としても成長できたとしみじみ感じました。甑に来てよかったなあ〜。



はい!いかがでしたでしょうか!それぞれの船でそれぞれの良い思い出ができたようですね、チーム戦というのが、長大の甑レース人気の理由かと思います



レース終了後は、交流パーティーが行われました。お寿司や揚げ物、焼き魚と料理も盛りだくさんでお腹いっぱいになりました!長大部員のみならず、久しぶりに会う他大学の方々や、初めて会う甑レースの参加者と会話を弾ませ!コンゴNTチームは抽選で伊勢海老が当たりました!他の2チームもお酒をいただきました!



交流会も終わり、宿に戻ると長大の飲み会の始まり!外で座って大勢での飲み会は普段と違ってまた楽しい飲み会になりました!



3日目


甑島海峡レース3日目を担当いたします、保健学科4年の高田と申します。



今回は大学生活最後の甑島海峡レースということで、自分自身かなり気合いが入っていました。レース中は台風など天気の心配をよそに、快晴!それだけで嬉しかったです。



3日目の朝は、昨夜の飲み会の二日酔いもなく(飲み会楽しかったなあ。)700に起床。朝食までみんなと話しながら、ゆっくり準備しました。4年女子はみんな部屋が一緒でした。全員そろった訳ではないですが、この人数の4年女子が集まるのは久しぶりで、朝の何気ない会話でさえ楽しかったです。そして、あと半年なのかと思うと少し寂しくもありました。そんな寂しい気持ちも朝食を食べると、忘れてしまうほど私は単純です。朝食をしっかり食べるっていいですよね、おいしかったです。



そんなこんなで船に乗る時間になりました。船内では窓から外が見える場所に座り、うとうとすること2時間。あっというまに鹿児島本土に戻ってきました。



港に着いてすぐに、同じ保健学科4年の國武さんとこっそり美味しそうなマグロのお寿司を買いました。私たちは、「頃合いをみて後でこっそり食べよう」と約束しました。彼女は、いつでもどこでも、楽しくてわくわくすることを提案してくれます。そしてマグロ寿司を隠して、艇の積み下ろしを行いました。積み下ろしが終わった後、海辺に腰掛けてマグロのお寿司を食べました。これがとっても美味しくて!こっそりおいしさを二人で噛みしめました。



その後は各車で人吉まで向かい温泉に入ることになりました。遠征に行くと、その土地で観光できるのがとても好きです。遠征のおかげで、この四年間たくさんの場所に行くことができました。



私が乗った車はみんな4年生で、いつものたわいもない会話が心地よかったです。途中のサービスエリアで食べたフライドポテト(私はフライドポテトが死ぬほど好きです)が、みんなが絶賛するほど美味しくて、「塩が良いのかな」「なんかのお菓子に味が似てるね」とかわいわいしながら食べるのが嬉しかったです。なんだか、食事の話しかしていませんね。



温泉もとても素敵だったんですよ。温泉の脱衣所のドアを開けるとすぐに湯船、という驚くような構造でしたが、湯加減はちょうど良く満足でした。その後はまたみんなでラーメンを食べに行きました。珍しく替え玉も注文してしまうほど美味しかったです!外の龍もすごかったですね!



楽しい時間はいつもあっという間で、サービスエリアで休憩を挟みながら長崎へ戻ってきました。艇庫に着いた頃には、外もすっかり涼しくなっていて・・・みたいな感じで感動の文章にしたいのですが、文章力に限界があるためこれで終わりにしたいと思います。



今回も長距離の運転してくださったドライバーの方、ありがとうございました。また、泊まらせていただいた日高さんのお父さん、甑島海峡レースのスタッフの方、宿やフェリーを手配してくださった部員もありがとうございました。