9/15~17 甑海峡横断レース


こんにちは、5年の守屋と申します。このブログを担当するのは一体いつぶりだろうか。遡ること3年前、私が初期広報係としてこのブログを開設し、四苦八苦しながら更新を続けていた日々を思い出した。あの頃はこのブログがこうして今まで続いていくなんて想像もしなかったなあ…と昔のことを懐かしむ自分に気づき、立派なババアだと思った。



そんなことはさておき、今回は伝説の「甑海峡横断レース」に参加してきた。何が伝説なのかを要約すると、めちゃくちゃ楽しくて鮮烈なレースなのに2年連続台風によって中止になっていたので3年ぶりであった。今年、6年生の先輩方から卒業旅行がてら一緒に行かないか、とお誘いいただいたときは、大好きな6年生がもう卒業してしまう事実と3年前のレースを思い出して一気に感傷的な気持ちになったものだ。



甑島は鹿児島県の西に位置する小さな島だ。このレースはなんとも風変わりで、鹿児島本土から甑島をめざし約27kmをチームリレーでウインドサーフィンにて渡るものである。チームごとに漁船が並走し、チームメイトに声援を送ることができる。ウインドのレースといえば沖のほうで孤独な闘いをすることが多いので、みんなで走れるのはどこか不思議で、またとても嬉しい。3年前はたった5人で参加したが、今年は16人で2チーム編成。4~6年の「老兵組」と2~3年の「足軽組」だ。



迎えたレース当日は超微風~ほぼ無風、且つ灼熱。すなわち鬼パンピングと脱水。まあ鬼パンピングと言いつつ老いた「老兵組」はそんな無理もできないので「ギブギブ、腕パン、交代お願いします!」でどんどん回していく。私も久しぶりにすこーしだけウインドに乗らせてもらったが、まあきつい。全然思うように進まないのだけれど、でもやっぱりキラキラ光る青い海の上は楽しくて楽しくて、終始笑みがこぼれていたと思う。このレース中の面白いこと・書きたいことは山ほどあるけれど6時間分もあるので書ききれない。どうしてもハイライトを選ぶとしたら、我らが中尾海だろう。続く微風域と日光で疲弊してくる時間にスーパーストイックモードで淡々とそして着実にゴールに向かって走り続ける筋肉…。誰よりも熱い熱量で部を引っ張ってきてくれた元キャプテンの神髄を見た。感動をありがとうございます。



結局、あと少し(?)のところでタイムアップを迎えてしまった。「足軽組」もゴールできなかったが、「老兵組」よりゴールに近かったようだ。後輩の成長は本当に目覚ましい。レース後は甑島の海の幸と美味しい焼酎「六代目百合」でパーティーが開かれた。ウインドのみんなと飲むのは楽しくて飲みすぎてしまった。私含め5年生が一番はしゃいでいたと思う。



みんなはどうだったのだろう。この楽しいレースを後輩にも経験してほしいとずっと思っていたし、6年の先輩方にとってウインドの思い出として心に残るようなそんなレースだったらいいな、と心から願う。